映画の感想まとめて2つ:処刑人、アニマルファクトリー
処刑人(THE BOONDOCK SAINTS)1999年アメリカ・カナダ合作
監督・脚本トロイ・ダフィー
キャスト
コナー・マクマナス:ショーン・パトリック・フラナリー
マーフィー・マクマナス:ノーマン・リーダス
ポール・スメッカー:ウィレム・デフォー
イル・ドゥーチェ:ビリー・コノリー
ボストンの路地裏でマフィアの惨殺死体が発見される。
FBI捜査官スメッカーは、自ら”神の使い”と称するマクマナス兄弟を
執拗に追い詰める。
しかしそれを嘲笑うかのように、今度はマフィアの幹部9人を秒殺。
身の危険を感じたマフィアのボスは、神をも恐れぬ凶悪な殺し屋を
解き放つ。止まぬ銃弾。血の制裁。
烈火のごとく激しい銃撃戦の幕がついに切って落とされた!
…というようなお話なんですが、兄弟愛お笑い銃撃アクション作品だと思います。
まぁ、街の迷惑者のマフィアたちに、マクマナス兄弟たちが、
警察の手を借りずに銃撃で制裁を下すお話です。
何も考えずに美しい兄弟愛を見るのがよろしいかと思われます。
デュフォーはその事件の担当のFBI捜査官役です。
カッコイイです。お洒落です。ついでにゲイです(笑)。そして、愉快な捜査をします。
ZAZAのなかでは、これが(デュフォー出演作を数見た中で)一番お勧めですね。
衣装もカッコイイですよ。
いつも”八戸の居酒屋にいそうなダンディーさん”っぽい衣装ばかり、ですが、
今回はスーパーモデル並です。(いや、ほんとほんと)
衣装変えも割りと小まめですので、楽しめますよ。
マフィア以外の登場人物が、何気に皆イイ人たちばかりなので、アクションの割には
和んじゃいますね。
キャラクター、スピード、音楽。
ノリと完成度はデュフォー出演作の中では高い方だと思います。
レンタル屋さんで、迷った時はぜひこれを!(笑)
デュフォーの衝撃の変装を見るために、後半30分はお茶かなんかを口に
含んでいるとよろしいでしょう。多分、見たら吹きだします。
あまりにも愉快だったので、映画を損ねないような感想をどう書いてよいのかわからず、
一年ほど経過してから、あらためてDVDを見て書き直しました(苦笑)
イチオシなのに書きにくい…。
アニマル・ファクトリー(2000年アメリカ)
監督スティーヴ・ブシェーミ
キャスト
ウィレム・デフォー
エドワード・ファーロング
ミッキー・ローク
スティーヴ・ブシェーミ
裕福な家庭に生まれ育ったロン・デッカー(エドワード・ファーロング)は、大麻所持の罪で
サン・クェンティン州立刑務所に送られた。そこでは差別や暴力が日常的に行われていた。
ロンはリーダー格の囚人アール(ウィレム・デフォー)のグループに入った。
アールは他の囚人とは違い頭が良く、刑務所長の秘書として特権的に働いていた。
ハンサムなロンはアールに可愛がられ、いつしか二人の間には友情が芽生えていた。
ロンは刑務所からの脱走を試みるのだが…
というようなお話で、ZAZA的にはデフォー度は3番目位に入れたいお話です。
うーん、刑務所友情物ですかねぇ。友情以上恋愛未満みたいな感じですね。
いやぁ・・・、この刑務所、まだまだ手ぬるいな。カマ掘られるリスクは
高いし、看守は発砲してくるけど、それでも日本の刑務所に比べたら待遇良さそう・・・。
これ、デュフォー抜きで普通に見たら、アールのプラトニックラブの
話しかと思う人が多数出そうだなぁ。まわりが、ごついおっさんばかりなの
で、ロンが掃き溜めに鶴というか、荒野に咲く一輪の花っていうか(苦笑)
美少年にみえます。青年って感じじゃないんだよねぇ。少年だね。
刑務所入るよりは「矯正キャンプ」とか、行きそうな感じだ。
アールの希望っていうのが、たぶんロンなんだろうなぁ。
若さとか、未来とか、とりあえず5年の刑期とか。
でも、邪悪なフィルターのかかった見かたをするならば、アールはロンに
ラブラブだぁ!!ボールの壁うちで遊んであげてるし、書類もゲット
してくるし、色々教えてあげてるし、守ってあげてるよぅ。
うらやましいぞー。自分と同室にしちゃうし、おーい!。
でも、カラダは無しで。イイ人すぎるぞ、アール。
これをラブラブと言わずに、何といえというのだ!?
きっと、アールは自分を頼ってくるロンの気持ちが、ここにいる間だけって
ことをわかってて親切なんだろうな。辛いな、アール。
最後のセリフが何ともなぁ。
この映画の見所は、独房内でのデュフォーの太い血管。
あの血管なら何でもいける!
つるつる頭が、ノスフェラトゥを彷彿とさせますが、似合ってます。
まあそこそこ良い話です。
PS 囚人役のミッキー・ロークの姿にショーック!ランニングシャツだと思っていたら、あれはブ…
↑気になる方はレンタルしてね(苦笑)
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