映画の感想  ノスフェラトゥ  1979年 ヴェルナー・ヘルツォーク監督



ZAZAがクラウス・キンスキーという俳優の名前を覚えるきっかけとなった作品。


えーとですね、あらすじは、不動産屋さんがドラキュラ伯爵に家を売ります。
それで、街にドラキュラ伯爵がやってきちゃって大変なことになります。

不動産屋さんの奥さんは伯爵が人間じゃねぇと気がついて、やばいと思った。
しかし、不動産屋の旦那の命を伯爵が握ってるような感じで、そのうえ奥さんに
愛を分けてくれなどと迫ってきます。何てずうずうしい伯爵だ。

奥さんどうする!旦那はどうなる!そして伯爵は!?


・・・しょうもない書き方ですが、たぶんブラム・ストーカーとあらすじはほぼいっしょ
です。けど、最後まで見逃せませんよー(ニヤリ)。

えーと、ホラーなんですけど、怖いのは、出だしのあんまり話に関係ない
ミイラの画像と、恐怖におびえるイザベル・アジャーニの白塗りメイクの顔です。
キンスキー演じる、つるつるあたまにとんがり耳で、爪がびゅーのドラキュラ様は
怖いというより・・・ちょっと気の毒な感じだと思いました。


監督はワーグナーの音楽は嫌いらしいのですが、「指輪」の音楽がとても
効果的に使われています。
なかなか、これはホラーのコーナーに置いておくのがもったいないくらいの
名作だと思われます。ロマンスなコーナーでもよろしくってよ。



追記


ZAZAはこれを見て思わず泣いてしまい、一緒に見ていた友達にかなり不審がられ
ました。
(苦笑)チッチッ、基本的に悪役側に感情移入しちゃうんで、そうなるんだよ。
悪かったな!

ちなみに監督はヴェルナー・ヘルツォーク。キンスキーを思い通りに演技させる
ために、常にポケットにはナイフを入れていたそうです。(監督夫人談)
・・・・・・・・脅したんですね!?(苦笑)

クラウス・キンスキーといえば、つるつるに剃られた頭が恥ずかしかったのか・・・。
こんなコメントが。

「無防備で傷つきやすくなって、精神と感情と神経がむき出しになったみたいで、
精神の入れ物が取り除かれて頭皮もなくなったみたいでぇ・・・。」(本人談)

頭を剃っただけで、そのダメージの食らいっぷりは・・・・。・・・・大変だなぁ。
まぁ・・・髪の毛はまた生えてくるんだから・・・。


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