「恐るべき訪問者」 1980年 (ヴェノム・イートン街の殺人)原題black manba

監督:ビアーズ・ハガード
キャスト
ジャックメル:クラウス・キンスキー、デイブ:オリバー・リード、ルイーズ:スーザン・ジョージ
ブロック警視:ニコル・ウイリアムソン

あらすじ

動物好きの少年フィリップは母親ラスの旅行中、祖父のハワードと共に過ごすことになった。
そこへ思わぬ”恐るべき訪問者”が押しかけ事件が持ち上がった。
メイドのルイーズと運転手のデイブが凶悪犯ジャックメルと共謀して
フィリップ少年の誘拐を企んでいたのだ。
彼らは祖父ハワードを外に呼び出し、そのすきにフィリップを連れ去ろうとしてた。
ーしかしそこに予期せぬ、もう一つの”恐るべき訪問者”の影が忍び寄っていた…。
それは、ペットショップからペット用のヘビと間違って配達されてきた”毒ヘビ、ブラック・マンバ”
だった……。息もつけぬサスペンスと恐怖の連弾!!
スルリ度100%、面白度100%恐怖度100%の傑作!!


というようなお話です。
ビデオのパッケージのあおり文を、写す様になってから、思わぬところに誤字脱字を発見して
夜中に”クスッ”と笑うことが多くなりました。ええ、”スルリ度”は恐らくスリル度の誤植に違いありません。
ヘビだけにスルリ度なんて、そんなギャグを狙ってあえてやっていたとすれば、松竹ホームビデオって
すごすぎますぜ〜(苦笑)


クラウス・キンスキーが元祖ちょい悪オヤジになっています。
おお!この着こなし!まさにちょいワル!!(←この言葉は一体何年残るのでしょうか…:苦笑)
クリーム色のジャケットに白いコートが似合います。
ワイシャツのボタン外して胸を開けるというのも、基本でしょう。


一軒のおうちの中にいるフィリップ少年&祖父ハワードVS凶悪犯グループVS毒ヘビ
VS外にいる警察という感じです。
なんか(苦笑)激しく低予算映画の気配がしますね。
凶悪犯役のクラウス・キンスキーが、案外といい人っぽい感じです。
あんまり粗暴じゃないんですね。
時々見せる笑顔がラブリーです。

そして、小ずるいというか、抜け目ないですね。
いい味出しています。
一回見たらもう十分な内容ですが、キンスキーの演技が光る逸品でしょう。
非常に集中していますね。

目を閉じてキンスキーのセリフを聞きましょう。
名優だなぁと思いますよ。(…多分)

そして、キンスキーを見てご飯が3杯食べられるポイントは…

……一寸しか写りませんが、魅惑の脚線美を披露しているシーンがありますね。
全身がでると、あまりに大間抜けな格好のために、鼻から血を吹き出しそうになりますが、
あのシーンは間違いなく、上がワイシャツで下が黒のパンストなんでしょうねぇ。
しかも、ストッキングを脱いでいる所が無いから、ストッキングの上からズボン穿いたのでございましょう。
かなり不気味だけれど、想像すると大爆笑かも。

金に魂を売るとそんなことまでするハメに……。役者も大変だな〜。


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